バーハンの項に書きましたが、ハンドルバーを別物にしたため(幅の長いものにした)、ブレーキホースが結構テンションはっている状態になってしまいました。 そこで、これを回避するため、また見栄え&性動力アップ(制動力というより、レスポンスというのが正解なのでしょうか)、メッシュホースへの換装を試みます。 アドレスV125専用のキャリパー&メッシュホースキットが出ているようですが、値段も3万4千円くらい?なのと、注文しても在庫がないそうで、そうなると自分で アドにあったものを探すしかありません。 いろいろ調べた結果・・・・なかなか情報が集まらず、結局はNAPS横浜店に行って店員さんにいろいろ聞いてしまいました。 初心者な私は何もわからなかったのですが、少し知識がつきました。 店員さんによると、 (1)基本的に日本のバイクならばメッシュホースのバンジョーアダプターやバンジョーボルトの規格は同じであること。 (2)ブレンボのキャリパーのみバンジョーボルトのレンジ(ようはギザギザの部分ですな)長が若干異なるらしいこと。 (3)一番大事なのはホースの長さ。 (4)ホース付け根(アジャスタ部分)がステンレス製であれば、バンジョーアダプターやボルトも同一素材が好ましいこと。 (ステンレス製にアルミのバンジョーはオイル漏れの原因にもなるのでやめた方がよいとのこと) などでした。 ただ、この店員さんも「俺は何でも知ってるぜぇ!何でも聞いてくれ!!」というタイプの方ではなかったので、もしみなさんがホースを交換されようとしている ならば、このページに書かれていることは100%信用せず、購入先に問い合わせてからにして下さいね。 |
まずはホースのご紹介。 アクティブという会社から出ているアールズ・ブレーキホース。5040円でした。 通販などで探せばもっともっと安価で手に入ると思いますが、今回は私に知識がなかったので勉強(説明が聞けたので)も兼ねてお店で定価で購入しました。 アドレスの純正ホースは925mm程度らしいので、私の場合ハンドルバー交換のため、それよりも長い950mmをさらに飛び越し1000mmを購入しました。 【後日追記】 やられたぁ・・・騙されました!?純正ホースは925mmではなく870mmくらいです。1000mmでは長いっす!!どうにかフロントカウル内で取りまわしはしましたが・・・ 多少余っても40〜50mmなら何とか取り回しが効くでしょう。 ちなみにこの商品はバンジョーアダプターが付いていました。 |
そして注射器(オイルを抜く、空気を抜くなどに使う)とバンジョー ボルトです。 バンジョーアダプターにしてもボルトにしてもアドの車体に合わ せ、ブルーをチョイスしました。 注射器はなくてもホース交換は出来ると思いますが、あると 作業効率が全然良いと別のホームページで拝見したので 500円だったし迷わず購入しました。 |
そしてこれがブレーキフルード。 840円でした。 DOT4と書かれていますね。 DOT5.1というのもありました。 違いを聞くと、5.1の方はABS付きのものにも対応していると か、いないとか・・・ よくわからなかったので4の方を選びました。 【追記】 後でわかったのですが、よく見るとアドレスのマスターシリンダー にしっかりと「DOT4を使用してください」と書かれていますな・・・。 |
今日は天気がよいので、ホース交換しますよ!! 15年くらい前にJOGスポーツエディションでやったきりだから 本当忘れてる・・・っていうか初めてやるのと変わらん。 作業台に道具を置きますよ。 写真右をご覧あれ。 通常私は、作業につかうパーツ類を台の上に置き、 工具物置の1段目を開けます。 ここにはパーツクリーナーやグリススプレーなどが 入っています。 さらに、ゴミ袋をぶら下げます。 結構ゴミって出るんで、ゴミ袋を用意しておくと便利ですよ。 |
さて、まずはマスターシリンダーから。 マスターシリンダーのまわりに水を含んだウェス(私の場合、使い捨てのウェス)を巻きます(写真左)。 なんでも、ブレーキフルードっていうのは水と相性がよいようです。 続いて注射器を用意します(写真中)。 これで、マスターシリンダー内のブレーキフルードを吸い出してやります。 空になったマスターシリンダー(写真右)。 |
続いてキャリパー側。 ゴムの蓋みたいのを撮ると(写真左、中)、エアブリーダーと呼ばれる空気抜きをするための穴が出てきます。 穴には注射器を取り付け、ブレーキフルードを吸い出します。 そんで、ナットみないになっているのをエアブリーダーボルト(ナットじゃないのか?)と呼び、これを締めたり、緩めたりして作業します(写真右)。 エアブリーダーボルトを締めて、ブレーキレバーを数回握ったり離したりする。 ↓(ブレーキフルードが下に押し出される) エアブリーダーボルトを緩めて、注射器で吸う。 ↓(ブレーキフルードがエアブリーダーから出てくる) を繰り返し、ブレーキホース内やキャリパー内にあるブレーキフルードを残らず出します。 だいたい2万回(これはウソ。そんなにやんねー)繰り返すと、フルードが全部出ます。 |
で、ホースをぶち外しました。 困ったことに、ブレーキホースの真中くらいに金具がついていますね。 これはアドのフロントカウル下部にボルト2本でついていて、これを外さないとホースが外れないのです。 厳密には、写真右にあるように、止め具を広げれば外せるのですが、結構きちんと外さないといけないので、私は外してから広げてホースを分離しました。 |
外したマスターシリンダーとキャリパーに、今回購入したホースを接続します。 アルミ製ということもあり、きちんとトルクを守って付ける必要があります。 写真右をご覧下さい。とうとう買ってしまいました。 トルクレンチです。 いつかは買おうと思っていたので、よい機会でした。 |
で、ここからがとても重要&根気のいる作業になります。 そうです、エア抜きです。 私の場合、注射器があったからよかったですが、なかったらもっと大変だったと思います。 さきほど始めの方でフルードをブリーダーから抜く作業工程をご紹介しましたが、今度は 先ほどの作業を行い、エア抜きをしていきます。 マスターシリンダーとホースとキャリパー内にオイルだけにしてあげる・・・つまり余計に入りこんでいる エアを抜いてやる作業をするのです。 これをやらないとブレーキはまったく効かないか、効きが非常に悪くなります。 ブリーダーボルトを締める→ブレーキを握ったり離したりする→ブリーダーボルトを緩めエアを抜く を1億3千万回くらい(ちょっとオーバかな?)繰り返します。 そして、注射器からエアが出ない状態(フルードだけが出る状態)になればオッケーです。 この時には、ブレーキの握りも大分固くなっており、ブレーキが効くようになっているのが分かります。 |
以上で作業は終わりです。 後は、ブレーキフルードは毒性が強いらしく、塗料とかも剥がしてしまうらしいです。 ですから、たらしたり、他のパーツについてしまった場合にはすぐに水などでふき取ることが大事です。 また、ブレーキの様子を見るには、始め低速で走りブレーキの効きを確かめながら、序々にスピードを出して確かめた方がよいというのは云うまでもありません。 |
私の交換技術が未熟だからかもしれないですが、激的によく なったわけではありません。 純正でもよく効いていたというのもあります。 勿論今回ホースに変えてもフロントはよく効きますよぉ。 あ、ちなみにこの画像では、キャリパーをアド純正のブラック カラーから、ZZ用のゴールドキャリパーに交換しています。 ちょっとオシャレでしょう??。 |